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レイヤーについて

前のページまでは紙面に描いた絵の画像ファイルをGIMPに取り込む方法と画像の保存の仕方の説明を行いました。

ここからは画像の編集作業に移って行きたいと思いますがその前の準備として「レイヤー」と呼ばれるものについて学習して行きます。

レイヤーと呼ばれる単語は普段あまり聞く機会が少ないので少しややこしく感じるかもしれませんが一度覚えて頂くとそれ程難しくもありませんし、画像の編集を行う上での肝と呼べる部分でもありますのでゆっくりでも良いので確実に覚えておきましょう。

画像を構成しているレイヤー

レイヤーとは「層をなしているもの」や「階層」などの意味を持つ言葉です。

画像の編集作業の一つに画像に色を塗るといった作業がありますがそういった場合、シャープペンシルで描いた画像の線の部分に色を塗って行くとPCで行うデジタル作業は色を上から重ねるわけですから当然の如く線が消えてしまいます。

それを防ぐ為にシャープペンシルの線の部分を上の階層(上のレイヤー)、色を置いて行く部分を下の階層(下のレイヤー)とアニメーションで言うセル画のように分けておく必要がございます。

また、シャープペンシルで描いた絵をスキャナーでスキャン後、GIMPに取り込みますと紙面の不純物や余分な線が映り込んでいる場合があります。

そういったものを消しゴムツールを使って消した際に、消した部分は何もなく透明になってしまいますのでそういった時に下地に背景色が白の階層(背景のレイヤー)を作っておくと消した部分が透明にならなくて済みますのでそういった所でレイヤーがいかに重要かがお解かりになられたと思います。

レイヤーの重要性を理解して頂きました所で早速、GIMPに画像を取り込む作業からレイヤーの作成の仕組みを説明して行きますので読んで覚えましょう。

レイヤーの確認をする

それではレイヤーの仕組みを説明します。

まず初めに以前にもやりましたが画像ウィンドウのメニューバーにある「ファイル」をクリックして「新しい画像」を押し、キャンパスサイズ(画像サイズ)開きましてを640×480ピクセルに変更して「OK」ボタンして画像ウィンドウにキャンパスを表示させます。

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そうしましたら次に右側にあるレイヤー - ブラシと書かれた細長いウィンドウをご覧ください。

このウィンドウには取り出した画像が何枚の層から構成されているのかレイヤーの状態を一覧で表示させたり、またどういった作業を行ってきたのかを確認する為の作業履歴もボタンの切り替えで一覧で見る事が出来るウィンドウとなっております。

今回は画像が何枚の層から構成されているのかを見るための一覧を表示させたいのでレイヤー - ブラシのウィンドウの一番上にある4つのアイコンの一番左のボタン①「レイヤーダイアログ」を押します。

すると②画像ウィンドウに表示されている画像が何層なのかレイヤーの状態を見る事が出来ます。

と、ここでレイヤーの一覧をアップにしてみます。

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項目には③瞳が開いたアイコンとその横に④選択されている画像の表示画面、さらに⑤「背景」と書かれていものがあると思います。

③の瞳のアイコンは例えばレイヤーを重ねた状態で色塗り作業をする場合にある部分だけ表示させて作業の邪魔になりそうなレイヤーを消したい、といった時に該当する瞳のアイコンをクリックすれば非表示にする事が出来ます。

瞳のアイコンの仕組みを理解して頂きました所で説明を戻しますが⑤の「背景」と書かれたレイヤーがベースになります。イメージ的にはアニメ―ションのセル画を置く所に白い台紙が一枚敷かれている状態です。

背景のレイヤーを用意した所で次に画像ウィンドウにスキャナーでスキャンしておいた画像を取り込みます。

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取り込んだ後レイヤー一覧を見てみますと、⑥先程用意した背景レイヤーの上に取り込んだ画像「ファイル名:IMG_0021.jpg」のレイヤーが追加されているのが確認できます。

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アップにすると⑦「背景」と取り込んだ⑧画像「IMG_0021.jpg」の二枚のレイヤーがあるのがご理解して頂けたと思います。

これでレイヤーの確認作業は終了です。

先程も説明しましたが、色を塗る場合でしたら色を塗るための専用のレイヤー、といった具合に作業のパートごとに作成しておきますと個別に管理する事ができるので作業が行いやすくなります。

なお、レイヤーのタイトルは「背景」や「IMG_0021.jpg」となっておりますが、自分で見て解りやすいタイトルに変更する事も可能です。タイトルを変更したい場合は「背景」と書かれているタイトルをダブルクリックします。

すると名称が選択された状態になり、タイトルの変更が可能になりますのでお好きな名称を入力した後「Enterキー」を押せば変更されます。

とここまでがデジタルカメラで撮った画像を編集する前の準備の説明でした。

GIMPを扱って行く上でのウォーミングアップもかねた内容でしたが如何だったでしょうか。

前の記事から含めましてそれほど難しい操作もないので「思っていた程難しくなかった」といった印象だったと思います。

次のページではいよいよ画像の編集を行って行きますがこれまで通り一度覚えてしまえばそんなに難しい作業もありません。休憩を入れましたら早速取り組んで行きましょう。

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